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御大 小松左京 について

 【18//2013】

尊敬してる人物2人のうちの残り一人は、SF作家の小松左京です
この人も御大と付けたくなりますね、それほど巨大な人です、色んな意味で
富野由悠季が、自分の知識、世界、価値観を広げるきっかけを与えてくれた人だとするならば
小松左京は、広がりはじめたそれらに、無限の広がりを感じさせてくれた人という言い方になります
この言い方で伝わりますかねぇ、、、分かる人とはうまい酒が飲めそうですが

小松左京先生は、元々SFが書きたかった訳じゃなくて
書きたい、表現したい事、物語を自由に書くにはSFというジャンルが最適だったから
という言い方をされています
現実を入れると様々な色が付いてしまいますが、SFなら自由ですね
究極的にはSFだから何をどう書いても良いわけです
SFはどんなものでも吸収し何にでもなります
小松左京先生がSFを選んだ理由はそれが持つ深さと広さのようです

小松左京先生が亡くなられてもう2年になりますね
かなり弱られていたのはわかっていたのですがね
訃報を聞いた直後はしばらく呆然としていたのを覚えています
贅沢を言えば、虚無回廊を完結していただきたかったと思った人は私だけじゃないはず
あの先の小松左京が見ているものを確認したかったです

私は所謂SFマニアでもありませんし、小松左京先生が大好き!神様です!という熱狂的なファンというわけでも無いんですね
尊敬はしていますし私にとって大きい存在の人ではありますが、そういう類のものでは無いということです
ですから、長編ものといくつかのドキュメントものなどぐらいしか読んでません
所謂怪奇ものとか女ものとかの短編の多くは殆ど読んだことはありません
基本的にはSF色の強いものばかりしか読んだことはありませんので
そんなやつが小松左京を語るなと言われれば言い返す言葉もありませんが・・・

小さい頃から、映画の日本沈没や首都消失などで知ってはいましたがそれほど興味はもっていませんでした
どちらかというと、あまり深く考えるほどの頭も無かったという言い方が正しいですね
で、ひょんな事から一つの小説を手に取るのです
「果てしなき流れの果てに」
まぁ、少しSF的なものとか興味持ち始めたときにこの名前を耳にして読んでみようかなと思ったのが最初でした
読み終えた瞬間に自分の脳が活性化する感覚と言いましょうか
世界や価値観や広がる感覚と言いましょうか
広がる感覚というか、いや違う、広がっても良いんだ、広げることが可能なんだとわかる感覚ですね
認識が拡大していく感覚というか
語彙が少なくてうまく表現はできませんが
ぱーっと視界が広がったような、そういう感覚を覚えました
その後、長編ものや短編ものでもSF色が強いものを中心に読み漁りました
どれもこれも素晴らしい
ま、小説としてどうか?と言われれば、素人で文章を書くのが下手くそな自分が言うのもあれですが
下手ですね、基本、しゃべり言葉が多いですし、カギ括弧の会話で何ページも続く事がありますし
ですから、物書きとしてうまいか下手かと言われれば難しい判断になります
ただ、あまりそういうことは関係無いですね、何を言わんとしているか、何を表現したいのか
こういったことがバンバン伝わってくるんですよね、そういう力があるんです
小松左京先生は知の巨人とも言われますが、そういった素養が益々物語に力を与えるんですよね
生まれ変わったら小松左京になりたいと思う人も多いと思いますが、自分もそう思います
SF小説家、映画監督、脚本、演出、声優、イベントプロデューサー・・・この多才さは憧れます
今更遅いですが、自分はこういう人間を目標にしていたのかもしれません・・・(涙

未だに亡くなられた事が信じられません
またひょっこり新作を出されるのではないかと、思ってしまいます
ただ、今後、小松左京的なる人は出てくるのでしょうか
そういった感じは全くしません
小説一つとっても、最近のSF作家はどうしてもSF設定ばかりに拘りすぎて、肝心の表現したいことや物語の部分が欠落しているように感じます
ディティールばかりが評価される、もしくは、ディティールばかりを取り上げるSFマニアの人達にも問題あるようにも思います
また、妙に小利口になって、情熱というか脳汁が出ていないというか、キレイに纏まりすぎているんですよね
あと、富野さんもそうなのですが、物語の器を作るのがうまいんです、柔軟性と拡張性をもった大きな器を作るのが
こういうタイプの人が世の中にたくさんいたらなと思います


ということで、私が唯一尊敬するお二人に乾杯
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