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人類は基本的に保守的であり、それが真っ当である ~その4~

 【20//2013】

私も若い頃は自由主義的な思想でした
そんな私の中で自由主義的な思想に対し懐疑的になる一番大きなきっかけは
自由の国アメリカで生まれた「スタートレック」でした

原作のロッデンベリー自体がこれぞ自由主義者という方
親日家で結婚式は和服で奥さんは文金高島田という出で立ちでした
最初のテレビシリーズなんかもそういう雰囲気はありましたね

スタートレックの”当初”の根底にあったのはまさに自由主義ですね、アメリカらしいです

ただ、TOSの頃はそうでもないのですが、TNGの頃になるとこの理想に綻びが出てくるんですね

正直、TOS自体もそれほど視聴率は高くありませんでした
人気が出たのは放送終了後世界的なスターウォーズなどの成功などにより
SFが認知され、その勢いで、映画版を作ってから人気が出始めたという状況なわけで
で、TOSの俳優も歳を取ってきたのでこれ以上映画を続けるのも厳しいから、新シリーズをというわけですね
ですから、TNGもロッデンベリーの理想や主張が色濃く出た状態でスタートしました
ま、どのシリーズも第一シーズンあたりはキャラ紹介や世界観紹介などが多くなるのであまり盛り上がらないんですが
TNGは第二シーズンになってもあまり人気は出なかったんですね
で、そりゃ単に宇宙を探索してるだけでは人気出ませんよ
SF的には面白いですけどね
特に、TNGのメンバーは艦隊でも超エリートばかりで、艦長も冷静沈着で現代的な艦長
そう、全てが理想で埋め尽くされてるんですね
だた、そこにはドラマは生まれにくいんですよね
SFに興味がないとほぼ興味がわかない
確かに、ヒューマンドラマは普遍かもしれないが、それ一辺倒だと飽きます

そこで出てくるのがスタートレックが生み出した最高のキャラクター、ボーグです
ボーグは、頭お花畑の如く探索、探索、友好、友好と言ってる宇宙艦隊に、現実を突きつけるわけです
最初は、視聴率低下のテコ入れとして出したキャラですが
丁度、ロッデンベリーの影響が少なくなってきた頃でしょうか
所謂「ウルフ359の戦い」が放送されるわけです
この戦いで宇宙艦隊はボロボロにされながらもかろうじて退けるという結果になるわけです
完璧で理想のように見えた艦長もその後の話しで弱さを吐露するわけです
世界も人物も全てが理想通りなら、探索友好と叫べば良いでしょう
ですが、全ての生命体が同じ考えなどあり得ません
誰が考えてもボーグと友好を結べるとは思わないでしょう
これが現実なのです

後に、TNG含め以降のシリーズ全てに関わるリックバーマンも言っていますが
ロッデンベリーが当初思い描いた設定ではドラマは生まれにくかったと言っています
ウルフ359あたりからロッデンベリーの影響が少なくなったのは、単純に本人の健康の問題でしょう
これから2年後?ぐらいにお亡くなりになられますし

宇宙艦隊も探索や友好や平和をうたっていますが、結局は自分達のエゴを押しつけ、利益を追求しているにすぎません
理想の言葉を呪文のように唱えながら、バカな市民を扇動しているに過ぎないのです
それに対して最初にカウンターを食らわせたのが、スタトレ最大最高のキャラ、ボーグなわけです

しかし、私はその宇宙艦隊並びに惑星連邦の思惑は間違ってるとは思えません
自分達の利益を追求するのは当然ですし、ある程度誇張してでも、連邦市民へのプロパガンダも当たり前です
ただ、そういうった本当の所をふせたままの単なるSF表現だけの作品から脱するきっかけが
ウルフ359であり、ボーグであったということです

決定的なのがその後制作される、DS9でしょう
私はスタトレ最高傑作はDS9だと思っています
DS9こそ、自由と友好と平和をうたいながら拡大拡張をし続けるお花畑の惑星連邦への答えだと思っています
最後和平はしますが結局相容れなかったわけです
セクション31は印象的ですね、どんな組織にも当然ありますよ、これを批判する人はちょっと痛いです
ですが、DS9は本国アメリカでは人気があまり無いようですね、まぁ、当然でしょう
その後、私がDS9の次に好きなENTも人気が出ませんでしたが、これも、まぁ、当然でしょう
何が当然か?スタトレはロッデンベリー無き後明らかに反米的な姿勢が多くなったからです
アメリカの象徴である自由主義がドラマの中では実は皮肉られているからですね
まぁ、ドラマとして最終的には丸く収めていますが、内容としては明らかに皮肉っています

あれ?スタトレの話しにおいて、現実を直視して、現実味がある話しを作ると何故反米的、反自由主義的になるのか?
まぁ、自然な事ですね、そういうことなんです

私はだからといって、自由主義的なものがいかなる状況でも全てダメだとは思いません
常に理想は持つべきです、しかし実際はそういった理想を思いつつも、現実的な判断を下さないといけないということです
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