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TNGとDS9 理想と現実

 【15//2015】

TNG、DS9って何?って、まぁ、知らない人は知らないでしょうけど
スタートレックの各テレビシリーズの略称です

TNGとはTheNextGeneration(新スタートレック)
DS9とはDeepSpaceNine(ディープスペースナイン)


急になんだ?という感じですが

停戦の日ということで、まぁ、お盆という事も相まって
色んな人が思い思いの事をつぶやいてると思います

そんな中、スーパードラマTVという、スカパー!で海外ドラマ(主に北米)を放送しているチャンネルの
公式ツイッターがこんな事をつぶやいていました






まぁ、私はそもそも、企業公式の広報ツイッターが広報要素の薄い私的な考えをつぶやく意味がわからないです
ハフィントンポストの和訳をしてるだけとはいえ、敢えて和訳をしてる時点で、同じであり
自分の考えとして、それを周知しようという意図がありますのでね
・・・ま、そのことは、とりあえず、横に置くとして

つぶやいた人の真意はどうとでも取れるのでよくわかりませんが
単純に、言葉の通りTNGのピカード艦長を見習えと言ってるとすると

私の第一印象は

「なんて単純な思考なんだ・・・」

これです


前にも書いてますが、TNGって理想的過ぎるんですよ
全くリアリティが無いと言っても良いです、特に初期は
全員連邦の選りすぐりのスーパーエリートで、艦長も冷静沈着、論理的で高潔な人です

でも、こんな人達のドラマ見ても面白いか?と言われれば非常に微妙なんですよ
証拠に、実は、TNGは最初視聴率あがらなかったんですね、流石のアメリカでも
で、テコ入れで、ボーグが出てくるんですよ
これは、理想を夢見る連邦にくさびを打ち込む事になるんです
艦長は弱音を吐き、非常に人間的な内面を見せ、人物に非常にリアリティを、深みを与える事になるんです

ここからTNGは面白くなるんですね

この展開は原作者が現場から離れていった事と関係があるようです
これはTNG以降のシリーズを手がけてきた脚本家のリック・バーマンも言っていますが
理想郷だけで物語りを作るのは大変なんですね
ロッデンベリーの描く理想郷では物語は生まれないし、リアリティも何も無いんですね
だから、ロッデンベリーが病気で現場から離れていったのを機に、ボーグが出てくるんです

現場のその状況がよくわかるのが、TNGの後に作られたDS9によくあらわれています

DS9は、連邦を楽園、楽園といい、頻繁に非難します
別の異星人に代弁させる形で、連邦を傲慢で独善的と非難しています
一応、スタートレックシリーズですし、北米ドラマなので
最低限の所は守っていますが、端々に、批判めいた表現が多々あります

DS9は非常に現実的でリアリティを重視し、非常に深い人間ドラマになっています
それを際だたせるため、安穏とし楽園で過ごすお花畑の連邦という事を強調し、対比しています

要するに、TNGは理想なんですね、こんな世界だったら良いなという
それに対して、DS9は現実なんです

TNGのような精神で、宇宙探索を進めれば、それは、最終的には
DS9の恒星間の大戦争になるんですね
誰もがノックをすれば出てくるってわけじゃ無いってことです


「話せばわかる」

なんて、小学生並の感想を大の大人が
しかも、スタートレックを見ている大人がするとは、何とも嘆かわしい
単に、戦艦がカッコイイとかそういう目でしか見てないならわかりますけどね

話せばわかるなら、ボーグとも話せば良いですし、創設者とも話せば良いんじゃないですかね
ジェムハダーとも話せば殺される事も無いのでしょう

いかなる外交力を持っていようが、力の前には無意味なのです

何故ならば、外交力(経済力)の背景には軍事力があるからです

何故、アメリカの外交力は強いのでしょう、何故、世界の基軸通貨がドルなのでしょう

小学生が読む少年漫画でも「力無き正義は無力」っていう表現が頻繁に出てくるじゃないですか
つまりこんな事は説明するまでも無い自明の理なのです、小学生でもわかるような
そもそもピカード自信、連邦という超巨大組織の影響力とエンタープライズという艦隊最強の戦力を背景に交渉しているんですがね
ピカードの能力だけで解決出来てると思うのはおめでたいというしか無いです、現実は違うのです
そして、ドラマにはきっちり描かれているにも関わらず、受け手の能力の違いによって受け取らない人も出てくるんですね
これが作品の評価というものの難しいところなんでしょうがね・・・だからみんなわかりやすいものわかりやすいものって方向に進んじゃうんですよねぇ

で、こういう状況を踏まえ、ボーグ襲来以降、連邦は軍事拡張路線に入ります
連邦の理想を追求するには軍事拡張が欠かせないという事です
DS9では、連邦を維持するために、軍事拡張だけではなく、セクション31のような超法規的な諜報策謀機関も出てきたりします
しかし、これが現実なんですね
連邦の精神からするとセクション31という組織はあってはならないはず
ですが、事実、連邦を存続させてきたのはセクション31であり
ある意味、ドミニオン戦争という大戦争を終結に向かわせたのはセクション31(+ガラックの策謀)なのです

因みに、セクション31が非常に効果的なのは、
表向きの連邦が高潔、清廉潔白でプライドの高い理想主義者で通っているからです
他の国の諜報機関からは、連邦は馬鹿だと思われているでしょう
現に、フェレンギ人のクワークにも、連邦は騙しやすいしチョロいと思われています
その馬鹿だと思われているのが非常にセクション31の仕事を有利にしているのは事実ですので
連邦無しにはセクション31の活動が上手く進まないというのはあるとは思います


理想は大事です、常に理想を持って事に当たるべきです
しかし、現実を見られないなら、それは阿呆です


恥ずかしいツイートを堂々としてる暇があるなら、パラマウントジャパンと相談して
年々減少するスタートレックファン、薄れていき根付かないスタートレック文化
この問題に関し、どう対処していくかを考えてください
パラマウントジャパンはいつまで権利だけ後生大事に抱えてるつもりですかね、このままでは消滅は必死です



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